呪術廻戦0 夏油の儚い夢

この先はネタバレを含みます。個人の感想。基本的に語彙力がないです。

 

乙骨も好きだし五条も伏黒も好きだけど、夏油抜きには呪術廻戦は語れません。

夏油を分かりやすく悪役にするために、かつ夏油自身のパフォーマンスとして非術師をバカにしたり殺すシーンが多く盛り込まれていて「夏油は本当はこんな人じゃないのに・・・!」と思ってしまった私はしっかり夏油の猿です。

呪術廻戦0は過去編の内容を知らないと勧善懲悪の簡単なストーリーに思える。しかし多くの人の中で夏油が単なる悪としか見られていないことを少し不本意に思う。

補足) 殺されて五条が遺体を遺したばっかりに変なやつに身体乗っ取られた挙句、額に縫い目のない夏油の初めての商品化がビックリマンチョコのコラボで「スーパー夏油デビル」とか可哀想すぎん?デビルじゃねぇー!!!(猿、心の叫び)

 

コミックスでは高専時代の五条と夏油、また夏油が考え方を変える過程を丁寧に描いていて、私は苦しくなるほど夏油に共感してしまった。

 

夏油と五条は高専時代、まさに今と真逆の関係性。夏油は術師である自分のような人間が弱者を守るのが正義だと信じるお手本のような優等生。一方の五条は自分に特別な才能があることを自覚していて正義や正論なんてクソ喰らえと思ってる不真面目な学生。

でも現実は理不尽で複雑で簡単に善と悪が割り切れる世界ではない。必ずしも弱者=善ではないことが夏油を苦しめる。直接的ではないにしろ一般人を守るために自分の人生を捨てる覚悟をした天内理子の殺害を画策し、その死体を崇め奉る何も知らない一般人たち。弱者の尊さと醜さ、非術師を見下す自分とそれを否定する自分。非術師を守るために死んでいく仲間たち。

「誰のために?」

「ブレるな、強者としての責任を果たせ」

「術師というマラソンゲームの果てにあるのが仲間の屍の山だとしたら?」

ひたすら自身の中で問答を繰り返す夏油。そこまでして術師が一般人を守る意味とは何なのか。悩む夏油をよそに、ついに無下限呪術と六眼を使いこなし名実共に最強になった親友の五条。五条は自分の力を使いこなすことに快感を覚え、悩むことなく次々と呪霊を祓っていく。七海が言う。「もうあの人1人でよくないですか?」

五条悟にはなれない劣等感。弱者である一般人を守るために強者であるはずの仲間が死ぬ矛盾。呪霊さえ発生しなければ吐気を堪えて呪霊を取り込んでまで一般人を守る必要も無ければ仲間が死ぬことも無い。「呪霊の生まれない世界を作るためには全人類から呪力を無くすor呪術師からは呪霊は生まれないので全人類が呪術師になればいい」と言う九十九由基との出会いが夏油の自己問答に終わりを告げる。そしてある村での任務。美々子や菜々子のような生まれつき呪術が使える者を頭がおかしい、殺せと座敷牢に監禁する村民を見てついに夏油は一線を越えてしまうのだ。「非術師=猿はみんな死んでしまえばいい」と。

 

夏油はこの、呪術師という突出した特殊能力を持った者が存在する空想世界の歪みを体現したキャラクター。多くの王道と言われる物語では強者が「あたりまえ」に弱者を守っている。でもそれって本当に当たり前なのか?という自身が創り出した空想世界の矛盾、なんなら普段可視化されていないだけで現代社会にも存在する矛盾を曖昧なまま終わらせず物語の核にしていく芥見先生、すごい。夏油を登場させた理由に芥見先生は「思想が偏った奴が描きたかったから」と答えているけど、真面目な優等生の闇堕ち過程をそんな丁寧に書かれたらオタクは死にます。個人的にはSTARWARSでアナキンがダースベイダーになる過程をほぼ矛盾なく描ききったのと同じくらい鳥肌ものでした。そんな夏油の名前の由来は「夏油高原スキー場」だそうで、オタクの考えすぎを吹っ飛ばしていく芥見先生の適当さも好きです。でも、呪術師みたいな特殊能力者が存在する世界が目指すのは、全員が特殊能力者or特殊能力が存在しない、つまり今の世界だなんて本当に皮肉だよね。我々の生きている世界でも個々人によって才能や金銭面など多方面で格差があるけれど、呪力のようにあまりにも突出した能力が存在するわけではない(or全員が能力を保持しているため現在の社会では特殊能力だと見なされていない)とても幸せな世界線なのかもしれないな〜なんて思いました。

 

今回の夏油は確かに社会の秩序を乱す「悪」なんですが、これがやり方を間違えていなければ高専からも夏油側につく者が出たかもしれない。乙骨も言ってたしね「あなたの考えが正しいかどうかは分からない」って。呪術廻戦の制作サイド、夏油の考え方を否定してる訳じゃないんだよね。けれど、夏油は完全な悪にはなりきれなかった。非術師を殺すなどのパフォーマンスを大々的にやっていたけれど、それは夏油が夏油自身に「猿は嫌いだ」と言い聞かせ、良心の呵責を振り切り自己暗示をかけるため。実際、夏油の横にいた女は猿の血を汚らわしそうに避けていたけれど、その後の百鬼夜行で真希さんの血を夏油は踏んでいた。それは夏油は本当は猿の血を汚いとは思っていなかったことの表れだと思う。芥見先生も「新宿と京都に戦力を分散しなければ勝っていたのは夏油」と言っている。死んでもいいと覚悟を決めて向かってきた乙骨と違い、夏油は自分の家族たちを逃がすことを優先に考え死んでも勝とうとしていた訳ではなかった。その覚悟の差、甘さ、優しさ故に負けたのだ。

 

夏油は誰よりも真面目で、誰よりも仲間(術師)のことを大切に思っていた。夏油は一般人なんかより大切な仲間を守りたかったから呪術師をやめた。守りたかった仲間に、しかも親友に自分の最期を委ねることになるとは何たる皮肉だろうか。本来、五条は孤高故に他人の心情を慮れるタイプではなく時に残酷な一面も見せる。百鬼夜行で「死ななきゃOK、死んでもしょうがない」くらいの精神でパンダと棘を高専に送ったのもなかなかにサイコパスだ。教師失格。対して夏油は家族の無事を第一に考え非情になりきれなかった。本当に教師に向いていたのは夏油の方だったのだろう。家族たちの負担は最小限に抑え、自身は呪霊を山ほど取り込んで最大限に努力していた真面目さや自己暗示をかけていたあたり、少なくとも夏油はテロリストには向いていない。夏油は「軽薄で時に残酷な人間に見えるように」五条の真似をしていた。五条は「優しく心ある人間に見えるように」夏油の真似をしている。またTwitterで何方かが考察されていたが、五条の無下限呪術の「拒絶」に対し夏油の呪霊操術は「受容」だ。拒絶はいくらでも出来ても受容には限界がある。お互いの術式にまで本来の性格が反映されているように思えてとてもしんどい。この五条と夏油の対比、お互いないものねだりで本当は五条は夏油のように、夏油は五条のようになりたかった因果の深さに私は惹かれるのだと思う。

 

映画の最後、King Gnuの逆夢のイントロと共に「たった1人の親友」と五条が言う。逆夢の歌詞は乙骨と里香をベースに書かれているそうだが、まるで五条と夏油のことを暗示しているようにも思える。五条がいなければ今の夏油はいないし、夏油がいなければ今の五条もいない。夏油が離反してから五条は一人称を俺から僕に変えた。最期まで2人は真反対で、親友で、最強で、それは夏油が死んでも変わることはない。夏油はすこし真面目すぎた。真面目に夢を見て叶えようとした。それがたとえ間違った方向で、夢が叶わなかったとしても夏油の人生は立派だったと一介の猿は思う。

 

King Gnuの常田大希は、提供した楽曲は「作品の奴隷」だと言っていた。2回目に見に行った時は諸事情で最後まで聞くことができなかったが、この歌を聞くためだけにでも行く価値があると思う。逆夢のあと一途がすごいスピード感で殴りかかってきて、ここでも夏油が負けたことを痛感して猿は辛い気持ちになるのだが笑

 

あなたが望むなら
この胸を射通して
頼りの無い僕もいつか
何者かに成れたなら

訳もなく
涙が溢れそうな
夜を埋め尽くす
輝く夢と成る

白い息は頼りなく
冬の寒さに溶けて消えた
あの日の重ねた手と手の
余熱じゃあまりに頼りないの

春はいつだって
当たり前の様に
迎えに来ると
そう思っていたあの頃

瞼閉じれば
夢はいつだって
正夢だと信じてたあの頃

あなたが望むなら
何処迄も飛べるから
意気地の無い僕もいつか
生きる意味を見つけたなら

愛と憎を
聢と繋ぎ合わせて
一生涯醒めない程の
荒んだ夢と成る

凍える夜空を
二人で抜け出すの
あたたかいコートを
そっと掛けたなら

あなたはいつだって
当たり前の様に隣にいると
そう思っていたあの頃

失くせやしない
記憶の雨が古傷へと
沁み渡ろうとも

あなたが望むなら
この胸を射通して
頼りの無い僕もいつか
何者かに成れたなら

訳もなく
涙が溢れそうな
夜を埋め尽くす
輝く夢と成る

記憶の海を潜って
愛の欠片を拾って
あなたの中にずっと
眩しい世界をそっと

この愛が例え呪いのように
じんわりとじんわりと
この身体蝕んだとしても

心の奥底から
あなたが溢れ出して
求め合って重なり合う
その先で僕ら夢と成れ

あなたが望むなら
この胸を射通して
頼りの無い僕もいつか
何者かに成れたなら

訳もなく
涙が溢れそうな
夜を埋め尽くす
輝く夢と成る

正夢でも、逆夢だとしても

 

他にも語りたいことは山ほどある。

乙骨はキャラ的にも声的にもシンジくんだったけど、夏油と戦うシーンは最高に自己中心的で才能に溢れ、見るものを惹きつけた。最後里香ちゃんと一緒に向こうに逝く覚悟を決める時、失礼だな純愛だよと言う時、そこにはもう弱く内向的な乙骨憂太はいなかった。夏油のことばかり書いたが、呪術廻戦0は間違いなく乙骨の成長の物語だ。まだ幼かった乙骨が事故で死ぬ間際の里香ちゃんに「死んじゃダメ」「一緒にいよう」と無意識に願ったせいで里香ちゃんは成仏できず呪いとなった。「死んじゃダメ」から派生した呪いを解くためには「一緒に死ぬ」覚悟が必要だったとは。何度でも言うが芥見先生の物語構成の上手さには本当に脱帽する。あと緒方恵美さんのリップ音なんで消すのーッ!!!オタクにも聞かせて欲しかったです。

五条は相変わらずイケメンだった。中村悠一曰く作画コストが凄いらしい笑 夏油が五条との差を感じて劣等感に苛まされたように、五条も最強であるが故の孤独を感じていたことを夏油は知っていたのだろうか。五条は高専時代、夏油の判断を善悪の価値基準にしていた。その夏油が離反し、善悪の価値基準を自分の中に置くようになった後も夏油の考えが分かる部分が多くあったのだろう。だからこそ夏油とは違う「教育」というやり方で呪術界を変えていくことにしたのだ。五条が夏油に手をかける前最期に言う言葉は原作では無音で表現されているが、中村悠一はその言葉を演じたそうだ。それを聞いてから櫻井孝宏が「最後くらい呪いの言葉を吐けよ」と言っているのだとラジオで言っていた。しんどすぎ。

真希さんがまだ元気に「禪院家のやつらに吠え面かかせてやる」って言ってて泣いた。五条が夏油を殺したあとも遺体を完全に消しされなかった友情に泣いた。ナナミンがまだ生きてて泣いた。もう猿には語彙力が残っていない。最後に・・・とても良い映画だった。最高の年末でした。劇場版呪術廻戦0に関わった全ての人にありがとう。

 

 

うちの実家に猫が来た。それはそれは可愛い猫で日々愛くるしく成長している。最近は縦ではなく横に伸びてきたので、さりげなくエサの量を減らされていますが、気づいておられますでしょうか。

 

ニャンコが来て、妊娠出産に対してめちゃめちゃ消極的だった考え方がちょっと変わった。基本的に育児がハッピーよりは地獄寄りであるという考えは変わっていない。

 

でもさ・・・可愛いんだよ!可愛い!

もうどこを切り取っても天使。ニャンコのためならいくらでも貢ぐし、足蹴にされたって構わない。基本的に追うな触るな抱っこするなという冷たい視線を向けられているけど、必ず人間の近くにいる所とか、人間が居なくなったら寂しくて鳴いちゃうところとか、ツンデレがたまらん可愛い。朝ごはんが欲しすぎて、朝だけめちゃめちゃサービスしてくれるのも可愛い。

 

まあでも💩は臭いし、なかなか遠出できなかったり、可愛いだけじゃなくてそれなりに大変な面はある。しつけと世話がほぼ要らない猫と下手したら何歳になっても世話がいる人間を比べるのは如何なものかとは思うけど、もしかして世の中の親は99%の地獄があっても1%の可愛いで生きてるのではないか・・・?とようやく思えるようになった。

 

うちの猫は手前味噌ながら本当に美人だ。おめめパッチリで鼻は高く、人間なら北川景子ばりの美人だと思う。可愛すぎる。

確かに最初はめちゃめちゃに可愛い子猫じゃん!!と見た目で即決したのだが、今はもうどんな柄だろうがどんな顔だろうが「うちの子が一番可愛い」これに尽きる。

 

人間のガキンチョは当然猫じゃないので、ただ可愛がっていればいいという訳にはいかない。親には教育する義務があるので、猫なら許されることが人間は許されない。猫ならいつまでも寝ていて許されるしなんなら可愛い可愛いと頬ずりされるところだが、自分の子どもがぐうたらしていたらブチ切れて叩き起しているに違いない。

 

最近、大嫌いで理解不能だった弟とたまに話しが通じるようになってきた。相変わらず発達障害の特性なのか、モノを大切にできなかったり信じられないお金の使い方とか不注意とか、人の神経を逆撫でするようなことばかりだが、共感を示すとそれなりに話しが通じるようになってきた。

 

iPadもデュエマもSwitchもやりたいのは分かるけど、まず今日やるべき事を終わらせてからやれ!って言うとその時は通じる。けど一時的にしか集中できなくて、またコソコソやってる姿を発見して非常にイライラする。けど勉強教えてやったり、遊びたくなる気持ちは分かると伝えると途端にまた素直になる。

 

自分もお世辞にも中高時代真面目に勉強してきたとは言えないので、自分のことは常に棚に上げてるわけだけど「自分だって遊んでばっかりだったし勉強はしたくなかったしテスト前以外ろくに集中して勉強なんかしてなかった」ことはこの先も忘れないようにしたい。うちの親は自分の子供の頃を忘れたのか、無茶な理想を押しつけがちだけど、その共感を示すだけで親子関係は少しマシになる気がする。でも舐められてはいけないし、ダメなものはダメなんだけど。そのあたりの普段は厳しくて反抗したくなっても、心の奥底では尊敬はされつつ時に共感を示せるような親になりたい。非常に難しいけどね。子供すぐ舐めるしムカつくこと言うし。でも前より弟のことを嫌いじゃなくなった気がする。

 

Bianchiのロードバイク

つい2日前くらいにBianchiクロスバイクで永遠に悩んでいた人間が、結局Bianchiロードバイクを買ってしまいました、、、

 

クロスバイクの続きから。

悩みに悩んでとりあえず実家に帰り、実家の近所の自転車屋にRomaとc-sportsの展示があったので見に行ったものの、、、

正直、思ってた感じと違和感が。あれ?ネットの画像の方がよく見える?デザインは思ってた通りだったけど、2020年モデルのチェレステカラーは緑色が強めであんまり好みじゃない色味😅あと、やっぱりマットじゃない方が綺麗に見えるなあと思って実家に帰宅。正直この時点でRomaとc-sportsは自分の中で微妙になっていました。

 

うちの親はマウンテンバイク+フラットバーロード+ロードバイクの3台持ちなので、意見を聞いてみると、フラットバーロード推し。角みたいに見えるドロップハンドル付きのロードバイクが恥ずかしいのなら、中途半端なクロスバイクを買うよりフラットバーロードを買った方が私の性格を考えると楽しく乗れるだろう、とのこと。確かに下手にTourneyとかにして微妙だと思うくらいならな〜とは最初から思っていました。親はBianchiで買うならRoma1しかない、でも「フラットバーロード最速」を掲げるCOLNAGOのVORREI SORAの方がスペック的にも見た目的にもいいんじゃないのか?ってことでCOLNAGO推し。実際COLNAGOいいメーカーだしね。私もこの時点では生産数が圧倒的に少ないRoma1なんか買えないだろうと思っていたので、ネットで在庫がギリギリありそうだったCOLNAGOに気持ちが傾き、メーカー選びから振り出しに戻る。

 

夜中永遠に考えた結果、フラットバーロードにするか、安いエントリーモデルのロードバイクのハンドルをバーハンドルに替えてもらうかどっちかにしようと決意。そして翌朝、親の3台を順に試乗。この試乗がわりと大きなターニングポイントでした。最初に乗ったのはマウンテンバイク寄りのGIANT ATX。これはこれで楽しい。スピードは出ないがどんな砂利道でも走るし、今私が乗っているジムニーに近い走行感。このバイクのコンポはAceraでまあまあ快適。次に乗ったのはGIANT Forma。フラットバーロードというだけあり、ATXと全然違う乗り心地。軽快にスピードに乗れてめちゃ楽しい。コンポはClaris。高いサドルに乗れるか不安だったがあっさり乗り降りできたのでひと安心でした。シフターもしまなみ海道で乗ったクロスバイクに近くてとてもよかった。最後はGIANTのロードバイク(車種は聞き忘れた)。とてつもなく細く見える23Cのタイヤと恐ろしげな前傾姿勢、なにより転んだりぶつけたりしたら親の20万(推定)がパァって考えてすごく怖かったけど、乗ってみたらこれが1番楽しかった。前傾姿勢は思っていたほど無理じゃないし、タイヤも細いけど舗装路なら余裕。なにより滑らかな加速と105のブレーキの効きが良すぎて、もうこれ以外無理。105のブレーキ凄すぎる、それ以下のブレーキと違いすぎて、一度味わったらTourneyとか他社の安めのブレーキになんて絶対に戻れない。やっぱりロードバイク、105コンポいいかもしれない、、なんて思い始める。

 

その後、実際に市内の自転車屋まで見に行ってみることに。この時点ではCOLNAGOを推していたので、たくさんロードバイクが置いてありそうな市内で1番大きい自転車屋に行きました。実はここ、事前にBianchiクロスバイクは置いていないと電話で確認済みの店。もし一旦COLNAGOを考えていなければこの店に行くことはなかった。そしてこの店で運命の出会いを果たします。

 

クロスバイクが置いてあるコーナーにはめぼしい自転車がなかったので、ロードバイクコーナーに移動すると、1つだけ異彩を放つロードが置いてあったのです。Bianchiの2018年モデル、Fenice(チェレステ×イエロー)。もう他のどんなロードバイクを見てもどれも霞んで見えるくらい強烈にかっこいい配色とデザイン。横に置いてあったRIDLEYもとてもかっこよかったし、もしこのBianchiがなければRIDLEY推しになっていたかもしれない。でも出会ってしまった。2018年モデルのチェレステは水色感が強かったのか、私好みのいい感じの色。黄色の差し色が絶妙な上にBianchiのロゴも普通の黒と違い若干ネイビー。もうこんな綺麗なデザイン二度と出会えないと思う。コンポは105でもう言うことなし。あんまりBianchiが好きじゃなさそうな親にさえ、もうこれを買うしかないと言わしめた名品。定価270000+税が2年前のモデルだからか20万まで値引きしてあり、予算オーバーながらほぼ心は即決でした。当初Roma購入を予定していたBianchiがたくさん置いてある店にも行ったけど、一度Feniceを見てしまうとオーソドックスなチェレステ×黒ロゴも物足りなく思えてしまい、普通のBianchiですら魅力的に思えなくなってしまいました。

 

ただ、1つ問題だったのは私の身長160cmに対して、少し大きめのフレームだったこと。でもオーバーサイズだとしても、どうしてもFeniceに乗りたかったので、近所のサイクリングセンターで大きめのロードバイクの試し乗りをすることに。結論、レースに出るとかではなければ普通に乗れる。確かに少しハンドルが遠いけど、サドルを下げて若干前に出したり、少し工夫すれば完璧にとはいかないけど私が楽しんで乗る分には十分すぎるくらい乗れる。はい決まり。Fenice買います。こうして今年度1番大きな買い物をほぼ即決し、今後のバイトを死ぬ程頑張る覚悟を決めました。

 

興奮冷めやらず夜中2時30分現在まだ寝れません。明日朝早いのに、、笑

文句なし100点満点の色とデザインに出会えるとは思ってなかった。コンポも105で、オーバーサイズ以外全く妥協点なし。悩みに悩んだ末、結局Bianchiに始まりBianchiに終わりました。満足です。幸せ。最高。ドロハンは若干恥ずかしい気もしなくもないけど、もうそんなこと気にならないくらい最高のデザイン。あとは盗られないかどうかだけが心配。今週末に届くらしいので楽しみで楽しみで仕方ない。

来たら誰かに自慢したい🥰

 

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Bianchiのクロスバイク

キンプリ→弱虫ペダル(映画)→弱虫ペダル(アニメ)→しまなみ海道サイクリング→本気でクロスバイク購入を考えるなんて、本当にいつ沼に落ちるか人生分からないもんですね😌

 

弱虫ペダルどハマり期に友人を誘い、しまなみ海道クロスバイクを借りて乗ってみたら、驚くほど快適で速くて楽しくて、良いチャリが欲しくなってしまった。私は決してスポーツが得意ではないし、移動はほぼ車、アウトドア系は誘われれば行くけど自らは行かないスタンスの人間なので、いきなりロードバイクに乗ると周りの目が痛い。「お前どうした?」ってなるに決まってる。でもママチャリからはワンランク上の自転車が欲しい。あと可愛すぎるデザインもカッコいい男っぽすぎるデザインも嫌。こんなわがままな要望をちょうどよく叶えてくれるブランドがBianchiだったわけです。

 

Bianchi気になったきっかけは弱虫ペダルの荒北靖友だけど、荒北さんだけが原因でBianchiに決めたわけではないです。だって東堂はRIDLEYだし、真波はLOOK(ロードバイクしかないので無理)、福富さんはGIANT、巻島さんの昔のバイクはGIOSなので、推しでいえば選択肢は沢山あった。

 

Bianchiはイタリアのメーカーで世界最古の自転車メーカーだそうな。BianchiもGIOSもそうだけど、イタリアのメーカーはデザインがとにかくおしゃれ。女子が乗っても浮かないデザインと綺麗な色。特にBianchiのチェレステカラーは本当に綺麗。フレームも美しくて、こんな綺麗な自転車に乗れると思っただけでテンションがあがる。

 

調べていくうちにすっかりBianchiの虜になってしまったが、さすがに他社との比較もしっかりしました。スペックと値段で言うと確かにGIANTのescapeとかGIOSのミストラルの方がコスパ優秀だし、TREKとかCOLNAGOとかいい自転車メーカーはたくさんある。だけどやっぱり気に入った色とデザインを持つメーカーはBianchiしかなかった。結局決め手は完全に見た目。まあコンポ系は値段の割に微妙だけど、乗ってみて嫌だったらあとから変えればいいかなと。その前にまず乗るところから始めないと。ということで心はほぼBianchiに決定。

 

Bianchiクロスバイクロードバイク寄りのRoma(値段高め)と、街乗りに特化したc-sports(値段安め)の2ラインある。最初はお金もないしどうせ街乗りなのでc-sportsにしようと思っていたのだが、親からまさかの補助がでたのでRomaにすることにした。スピード出るのが好きなのとロゴデザインがRomaの方がよく見えたのもある。Romaは1.2.3の3グレードあり、1が1番ロードバイクに近いスペック高いモデル。もちろん値段も1番高い。でも1買うなら最早ロードバイク買った方がいいのでは、、?と思ったので2.3のどちらかにすることにした。

身長が160cmなので47サイズは下限ギリギリで結構しんどく、43サイズの方がピッタリ合うのだが、Roma2には47から上のサイズしかない。この時点で43サイズのあるRoma3に決定です。

 

ただ、Bianchi、田舎なのもあるがなかなか売れていない。心が折れかけました。もうGIOSにしようかな、、とか思ったらGIOSもない。なんでもヨーロッパのエコ政策で自転車買うと全額補助になる国があるらしく、特にヨーロッパ製の自転車はヨーロッパで売れすぎて日本に入ってこないそう。しかもコロナも重なって踏んだり蹴ったり。2021年モデルの入荷は今から注文すると早くて5月末、場合によっては8月まで伸びるとお店の人から伝えられました。Bianchiは特に納期が微妙らしく、平気で遅れてくるとのこと🙄まじかよ、、、8月ってもう9月には来年のモデル出るやん。私は熱しやすく冷めやすいので「今」乗りたいんだ。せめて冬が終わる2.3月には乗りたいんや!!!8月まで待てるか🙄

 

2021年モデル、Romaのデザインが若干変わりスポーティーになったので欲しかったけど、もう諦めの境地。8月に来るくらいなら2020年モデルでいいや。でもネットで検索してもそもそも2020年モデルも売れていない。注文する選択肢は納期的に無しなので、もうあとは在庫ある店をひたすら探すしかない。近所の自転車屋から実家のある県の店まで電話をかけまくった結果、

 

①2021年モデル c-sports1 サイズ47の入荷予定がある隣の市の店。納期は2月下旬

②2020年モデル Roma3 サイズ47の在庫がある実家の近所の店。

③2020年モデル Roma3 サイズ43の在庫が3台ある実家の隣の大きな市の店。

(①〜③までチェレステカラーのみ)

 

の3択まで絞られた。うーん、、 ②はなし。①or③かなあ。③が有力と思っていたが、そのお店のブログを見ているとデザインイマイチだと思っていたc-sportsが案外いいかもとか思い始めて振り出しに戻る。

 

c-sportsはRomaよりコンポもタイヤもマウンテンバイク寄り。値段は安価だが積んでるコンポはTourney×Aceraなので実はRoma3のTourney×Altusより若干いい。

しかもRoma3は2×7段変速と3×8段変速のc-sports1.2に比べて少ない。Romaのスペック、実はそんなに高くないのに値段が高いのはきっとフレームがc-sportsより良いから。実際Roma1はTiagra積んでてフラットバーロード扱いなので、スペック的に不満になったらもうコンポ総取り替えですかね、、。

c-sportsは1と2があり、1はVブレーキで安め。2はディスクブレーキで高め。買うなら2かな。Vブレーキはコケてボロボロになった嫌な思い出があるので微妙。c-sportsの2021年モデルはタイヤがえらい太くなったので個人的には2020年モデルの方が好み。デザインもそんなに変わらないし。けど、c-sports 2020年モデルの43サイズを売ってるお店がない。

 

というわけで今のところ欲しいモデルは

①2021年モデル Roma3 サイズ43(まあ無理)

②2020年モデル Roma3 サイズ43(現実的)

③2020年モデル c-sports2 サイズ43

④2021年モデル c-sports1 サイズ47(現実的)

 

って所ですかね。

そもそもデザインの良し悪しは実物見てからじゃないと決められないし、チェレステカラーは毎年微妙に色味が変わるらしく、ますます見ないと決められない。うーん、、もう週末に実家に帰るしか。この先の土日はバイトで全て埋まっているので帰るなら今週しかない。ここにきてまさかの予定が発生してしまった。

 

 

 

コウノドリ

産婦人科の物語であるコウノドリ。名作だと聞いていたけど、Amazon primeにて初めて視聴。まずライトな感想から。綾野剛かっこいいしコウノドリ先生みたいないい人なかなかおらんと思う。BABYのピアノ最高や。星野源の四宮先生も厳しいようで実は患者思いのいい先生なんだよな。あと、松岡茉優ちゃん可愛すぎ、あんな顔に生まれたかった。吉田羊の助産師もお母さんにとったら心強い。あんな助産師さんがいる所で産みたい。あとは、、産むお母さん方みんな美人やな、、笑

 

医療系ドラマは思うところがありすぎて、見てて辛くなったりもする。コードブルーも同じ。バチスタとかのミステリー系なら楽しめるんだけど。リアルであればリアルであるほど現実を突きつけられる。

 

産婦人科は人間の人生が交差する現場だから、幸せな出産だけじゃなくていろんな事情を抱えた人がいる。産みたいのに産めない人、産みたくないのに妊娠してしまった人、産まれて来たけど障害があった子、後先何も考えず妊娠した無責任な親、出産方法にこだわったり、言うことを聞かない親、エトセトラ。現実の産婦人科もそうらしい。ちゃんと考えて産む人なんて全体の一部で、多方の人は大して考えてなんかない。というか、考えてたら産めないんだろうな。

 

正直に言って、私は積極的に出産がしたいとは思えていない。そう思えないことに罪悪感を感じる。社会のレールに乗って生きてきた人間だから、やっぱり結婚して出産して子供を育てるという大きな流れに自分も乗らないといけないという半ば強迫観念もある。けど、出産するメリットってなに?仕事は満足にできない、自分の時間も取れない、仕事と両立できる気もしない、自分1人で育てるなんて無理だけど実家に頼れるかも分からない、そもそも赤ちゃんが泣いたりするのが結構苦手だし、ちゃんと愛情を注いであげられる自信が無い。そう、自信が無いのだ。だって弟のこと嫌いだったから。弟は私が10歳の時に生まれた。生まれる前はきっと可愛いだろうなとか思っていたけど、あまりそう思えなかった自分がいた。大声で泣き叫ぶのが無理だった、百日咳にかかり常に吐いていて汚いなと思った、きっと親は私が弟を受け入れ仲良くすることを望んでいたに違いない。でもそう出来なかった。なんで可愛く思えないんだろうと惨めな気持ちにもなったけど、もう開き直ることにしたのだ。私は弟が嫌いだと。

成長していく中で弟は普通ではなかったが、障害があるとも言えない微妙なラインだった。他の子は普通に話せるのになんで弟は日本語すらまともに使えないのだろう。なんで人の気持ちが分からないのだろう。総じて嫌いだった。

 

もし自分が産んだ子が障害を持っていたら。弟を受け入れられなかったようにきっと自分の子供も受け入れられないと思う。頭ではわかっている、個性だと思って受け入れないととか、親は産んだ以上責任を持って育てないといけないとか。でも私はそうなってしまった時にちゃんと愛してあげられる自信がないのだ。最近親ガチャという言葉が流行りだが、なぜ一方的に親を恨む言葉になっているのだろう。親からしたら子供だってガチャだ。

産まないといけないという気持ちと、ちゃんと育てられる自信が無いという相反する葛藤に決着がつく日が来ることを待ち望んでいる。

 

世間のおおかたの人間は産んだ先のことをほとんど考えていない。みんな産んだら幸せなママライフが始まると夢見ている。でもね、その方がきっと幸せ。人間逃げられない状況になると、意外となんとかなる。頭ではわかっていながら結局どっちに振り切ることもできない私はどうしたらいいのだろうか。

 

産婦人科は色んな未来を背負って働く。子供に障害を負わしてしまうかもしれない、子宮を摘出せざるを得ずもう二度と妊娠できない体にしてしまうかもしれない。その覚悟はあるか?

 

器の小さな私なんかが他人の人生まで背負えるとは思えない。コードブルーの藍沢先生も、コウノドリのサクラもすごいなあ。覚悟ってどうやったら出来るようになるのかな。 自分にできないことをできる人間のことをひとはかっこいいと思うのだ。いつかそんな「かっこいい」人に近づけるように、自分で自分の人生を褒めてあげれるように生きていきたい。

弱虫ペダル1

永瀬廉が主演するからという理由で見に行った実写版弱虫ペダル。イケメンオーラゼロで坂道が本当に坂道とか、ハイケイデンスクライム凄すぎるとか、評判は上々だった。私は平野担だが家庭教師をしている子がガチ永瀬担で、まあ話題のためにも見に行くか〜くらいの軽い気持ちだった。これがまた新たな沼の開拓になるとも知らずに🙄

 

昔友人が弱虫ペダルを早く見ろと言っていたので最初の4話くらいはアニメを見ていたのだが、坂道くんと今泉くんには残念ながらハマらず、4期まであるという絶望感と共に先延ばしにし続けていた。だから映画はほぼ内容を知らない状態で鑑賞することになったが、結論から言うととてもよかった。たしかに永瀬廉はジャニーズ感ゼロでいい感じにオタク感出ていたし、CGなしとは思えない頑張りようだった。あんなにたくさん坂道登ってロケ大変すぎないか。今までキンプリの中であんまり演技の評判はいい方ではなかったけど、これは確かに凄い。映画が公開されるまでは坂道イケメンすぎる、身長高すぎる、最早坂道以上のイケメンを今泉に配役するとか無理じゃね?とか、キンプリファンも原作ファンも得しないとか散々な言われようだった。かく言う私もそう言っていた1人だった。ごめんなさい。漫画とは途中から違うストーリーになっていると聞いていたが、綺麗にまとまっていて実写版の中では上手くいった方なのではないだろうか。

 

映画を見に行ったのが8月終わり。9月から大学が始まるが、コロナの影響もあり最初はオンライン授業だった。要はアニメ鑑賞する時間がたくさんあった。映画がとてもよかったので原作とどこが違ったのか気になり始めていた時でもあった。軽い気持ちでAmazon prime弱虫ペダルを検索するとヒット。ここでもしなければ沼には落ちていないだろう。よかったのか悪かったのか。

 

ここから1ヶ月くらいで4期まで全部見終わることになる。面白すぎてやめられなかった。最初は映画との相違点を探していたのに気がついたらストーリーにどっぷりはまりこみ、ライバルチームである箱根学園を推しがたくさん増えていた。なんでこんなことに。

 

アニメを見て、映画のキャストの再現性が高すぎることに驚いた。1番個人的に似てると思ったのは巻島さん。髪は緑ではなかったけど、雰囲気が完全に巻ちゃんだった。柳さんすごい。あと、鳴子も鳴子だった。見た目は似ていないというか、似せることはほぼ不可能に近いけどなんというか全体的に鳴子だった。あと永瀬廉もすごい。元々声高い方ではあったけど山下大輝とほぼ同じ声じゃん。どうした永瀬、そんなに演技できたんか?やっぱり坂道にしては背が高かったけど、驚異の高身長キャスティングで目立ってなかった。金城さんも見た目が完全に金城で笑ってしまった。

 

2期まで見終わってもう1回実写版見に行きたいと思った時には時すでに遅し。私が見終わる数日前に公開は終了してしまっていた。たまたま家庭教師の子にパンフレット買っておいてもらってよかった。DVD買いますわ。

 

2期まで見終わって気づく、もう3年の先輩は引退という事実。巻ちゃんはイギリスに行ってしまうし、辛すぎてしばらく3期を見る勇気が湧かなかった。結局3.4期まで見きったが、私はやっぱり1.2期までが神だと思う。それは単純に私の推しが圧倒的に3年生に偏っていたから。総北ももちろん好きだけど箱推しするなら箱学3年生の4人。長くなりそうなので、今日は弱虫ペダルの中で1番好きなストーリー。何回読んでも泣ける。

 

①荒北靖友と福富寿一

福富さんは私の好きな前野智昭が声をやってる。正直、福富寿一というより前野智昭にしか聞こえないけど好きだからまあいいんです。そんな福富寿一、鉄仮面と言われ非常に口下手なものの、実力主義で内面はとても熱い男。荒北靖友は元々運動神経が良く野球部のエース候補だったが、大事な試合の前に肘を壊し挫折。その後ヤンキーになり野球部がないからという理由で箱根学園に入学するも原付を乗り回し荒れ狂う日々。たまたま原付で登った山でロードバイクに乗った福富寿一に出会い、勝負をするも負けてしまう。原付が自転車なんかに負けるわけないと思ったのに。変わるわけないと思った現実が変わるのを目の当たりにし、荒北は徐々に変わっていく。福富に言われたメニューを文句をいいつつこなし、人の3倍練習してついに福富のアシストとしてインターハイの切符を掴むのだ。最初は鉄仮面と呼んでいた福富を「福ちゃん」と呼び、インターハイ3日目、真波と坂道を連れてチームに合流したあと富士山の麓で役目を果たし力尽きる。

 

なあ福ちゃんーー

登ってきたぜ、インターハイのこの大舞台まで1人で走って1人で登ってきた

たしかにインハイ最終日の先頭はハンパなくキモチイイ

なァ福ちゃん、オレは十分やったろ

走った·····走りまくった 濃密な3年間だったぜ

福ちゃんお前にだけはほめてほしいんだ 

 

ーーああ靖友 お前は最高の走りだった!!

お前なしではこのチームは成立しなかった 最高の走りだった お前が支えたこのチームのジャージは誰よりも早くゴールに到達する

決して振り返ることなどしない!!

 

福ちゃんお前にだけはほめてほしいんだ、のあとの福富の言葉、何度読んでも涙が出る。荒北は口も悪いし人と群れることを好まないが、自分をヤンキーのどん底から引っ張りあげてくれた福富にだけは認めてほしかった。こんな友情はなんと形容したらいいのだろうか。

荒北の乗っていたロードバイクは、あの日勝負した福富のBianchiだった。最後まで役割を全うし散っていった荒北はとても綺麗だった。

 

弱虫ペダル21巻は荒北が主人公。この巻だけでも買おうかな。次にブログに書くのは東堂・真波か新開さんか。次も長くなりそうです。